東大阪市の家

2025~2026 | 大阪府東大阪市 | 住宅 新築 木造2階建て (延床面積:155.68㎡) | 施工:高山工務店

東大阪市の新築計画です。

元々畑として使われていた敷地の農地転用を経て、大きな屋根の素朴であたたかみのある住まいを計画しました。長期優良住宅で断熱、気密性能にもこだわり、細心の施工技術により気密測定C値は0.30[cm2/m2]となっています。

大屋根は7寸の勾配で、軒や階段、2階の天井を可能な限り低く抑えて一切無駄のない断面計画としています。建物全体の高さを抑え、室内では常に大屋根を身近に感じられる空間づくりとしています。

さらに2階の間仕切壁上部をFIXガラスにして天井を連続させ、大屋根全体の形状を見せながら空間に広がりを持たせています。

繊細な杉の縦格子は、トップライトの光や風、2階で遊ぶ子どもたちの気配、上下階での会話などをやさしく通します。

庭のデッキ、ダイニングテーブル、その一画のカウンタースペース、小上りの和室、2階には図書コーナーやデスクスペースなど、たくさんの居場所をつくり、気の向くまま自由に選んで過ごせます。

大きな屋根に包み込まれた、安心感のあるおおらかな家ができました。

[日誌のまとめ]

・実施模型  (・模型作成中)

・許認可、地鎮祭、着工

・基礎工事

・上棟

・中間検査~気密測定

・大工工事

・大工工事2

・大工工事3

・仕上げ工事

・和室

・縦格子の手摺

写真:多田ユウコ (※印…別途撮影)




玄関土間に隣接するシューズクロークから、直接庭へ出ることができます。

基礎断熱の床下にはエアコンを設置し、床に設置した木製ガラリから空調を循環させています。


キッチン、洗濯室兼パントリー、洗面、浴室と連続してグルグルと回遊できます。




小上がりの和室




廊下の突き当りは、お持ちのテーブルをぴったりおさめたデスクスペースです。お子さんが描かれた絵のステンドグラスを木枠の内窓に取り付けました。
傾斜天井の収納には、台形のカーテンを帆布で製作して吊っています。

屋根裏のような畳敷きの図書コーナーです。
2階のエアコンは廊下の端にある1台のみ。各居室へはエアパス換気扇で空調空気を送り込んでいます。

書斎(趣味室)。デスク足元の四角い穴は、エアパスで取り込んだ空気を部屋の奥まで送る為の穴です。

廊下との間仕切り壁の上部には透明ガラスを入れています。各室の照明は廊下や1階から見上げると間接照明となって、さりげなく気配を伝えます。

天井と階段の傾斜をピッタリ合わせています。
縦格子の手摺は「高いところが得意ではないかも」というお施主さんと、上下を何とかつなげたいという設計の意向が組み合わさってできた産物です。
※

2階の洗面、WC、トップライト。
支給品の円形ミラーとタイルがよく調和しています。この家で唯一使用したメーカー既製品の扉に、天窓から美しい陽射しが差し込んでいました。

[模型写真]

計画当初は外壁をグレー系で検討していました。
外壁色は現場打ち合わせごとに塗板サンプルをみんなで確認し、楽しみながら吟味を重ねて決定に至りました。