日 誌

伝わるスケッチ

いつもできるだけシンプルで無駄のない計画を心掛けていますが、計画を進める中でどうしても形が複雑になったり、一見して図面では伝わりにくい箇所が出てきます。こういう箇所は計画の肝。総合的に立体的に考えに考えて、住みやすさ、使い勝手に直結する大切な箇所になることが多いので、なるべく(自分にとっても)わかりやすいスケッチや資料などで、目指す方向を共有して進めるようにしています。

最初にこんなスケッチで提案。

形状やサイズ感を共有した上で、その先の打合せに進みます。この計画の際は、
・子どもらしく、明るい仕上げがいいな
・物が書きやすい天板がいいかも
・階段下にも本がしまえるようにしたい

ご希望をしっかり取り入れて、さらに詳細検討~実施図に進んでいきます。

見積確認、現場採寸チェック、施工を経て完成です。

必要最小限の寸法で上床と収納、ベッドヘッドをどう作るか、というスケッチ。壁や天井の仕上について、解体後に現場で確認すべきことも共有します。

実施図で各寸法を確認。思い通りの収納ができるかどうかチェックします。

奥の壁は既存モルタルを残して、天井は結構ワイルドだったので白く塗装しよう、ということになりました。収納にはカーテンを設置します。

リフォームでは解体後に寸法が確定する箇所が結構あります。絶対守るべき寸法と、少し変わっても影響の少ない寸法に大きく分けて、これも現場で打合せしながら進めるようにしています。