築49年 木造住宅のリフォーム計画

2018計画案住宅 改修 約80m² 在来木造2階建

築49年、木造住宅のリフォーム計画案です。

新築当初は6割程度の大きさだったようで、多少強引な部分増築を繰り返され現在の姿に至っていることがわかりました。これらの増築により、この敷地で建てられる制限(建ぺい率)を超過していたり、取り合い部分からの雨水侵入、腐食、構造的な脆弱部等、様々な課題がありました。

スケルトンリフォーム(骨組みだけを残すリフォーム)を前提とした計画で、まずは減築により建ぺい率制限内の建物に戻し、リフォーム瑕疵担保保険に加入、リフォーム一体型の住宅ローンを受けられるベースを確保します。さらに耐震診断、耐震補強を行い、自治体からの耐震補助金制度を受ける計画です。

通常なら建替え、新築という選択となりますが、リフォームでの計画だと新築より広い面積を得られ、トータルコストは新築の約7~8割程度に抑えることができます。




現調時外観写真

下屋根の劣化具合 (…屋根は全面的に葺き替える計画)

バルコニー部分の腐食状況 (…バルコニーを撤去し、減築する)

2階室内の雨漏り (…2段の大屋根を1枚に葺き替えることで解消)