日 誌

掘り込みガレージのある敷地への増築計画案

掘り込みガレージのある土地へ、小さい作業棟を増築する計画案です。

RCで造られた昔ながらの掘り込みガレージは、しっかり造られてはいるのですが構造資料が無かったり、構造上の安全性を証明することがとても困難だったりするため、この上に建物を建てることは一切できません。

新しい建物を新築(増築)するには、既存の掘り込みガレージを解体撤去してしまう他に、「既存のガレージに一切の力(荷重、土圧)が掛からないようにする」という選択肢があるのでは?ということで、管轄の役所へ相談して「これなら認可できる」という形まで持っていった案です。(役所窓口では何とかしてこのような土地に建物が建てられるように、ご担当がとても好意的に一緒になって検討をしてくださいました。)

鋼管杭を打ち込み土圧がガレージに掛からないようにした上で、ガレージを覆うようにはね出す断面形状で床面積を確保しています。


上から見ると、敷地のスキマをねらい、覆いかぶす計画であることがよくわかります。