日 誌

都島のマンションリフォーム2 大工工事

竣工してずいぶん経ちはしますが、都島のマンションリフォーム2の様子もちゃんと書きとめます。

設備の配線、配管工事がひと段落したところで、二重床や造作工事(大工工事)が再開されます。
マンションリフォームでは、作業スペースの確保や残材が少なくなるように、
あらかじめ部材をカットして搬入するなど、施工者のいろんな工夫があります。

フローリングが来たので並べて確認。良いですね。ベランダの窓の高さに合わせて床の高さを決めました。

収納から先にできていきます。廊下一面の収納になります。

ダイニングキッチンの、造り付けのテーブルの形が見えてきました。
キッチンは排水ルートを確保できる最小限で床を上げて、造作のテーブルで段差を解消する計画です。

縦の配管(共用の通気管)を、現場でどうおさめるか、描いたスケッチを貼りだしてもらってます。
現場ではもっと濃く、大きく描くべきやね。

リビングの一角に作る本棚。ここはイラストレーターの奥さんのワークスペースを計画。
棚に入れる物や本の高さを細かく打ち合わせして、ダボの高さを決め打ちして、金物を減らしてシンプルに。
置く机の大きさや位置もちゃんと確認して、パソコンの配線が床に這わないように床下にコンセントを作ります。

縦の配管を包む壁に、インターホンやスイッチを集中させる計画。
原寸をしっかり測って、何かの裏紙に現場でしっかり、濃く、大きく指示図を作図します。
「CADだけじゃなくて、手描きで図面を描くのも大切」の所以がこれかもね。

そして溢れる配線たち。既存のインターホンモニターに合わせて凹ませてもらいました。

どっちも窓が欲しいので、既存の出窓の真ん中で間仕切って2部屋つくります。

もともとはステンレスの丸い手摺が付いていましたが、丈夫な木の手摺に変更しました。

吊り棚はお持ちの家具に合わせた意匠に。喜んでいただけて良かったです。

元々こっちが寝室だったとは思えないぐらい、良い光が入ってきます。明るいLDKになりそうです。