日 誌

確認済み

夏前から計画を進めていた「北大樋の家」です。
プランが固まり、実施設計を進め、ようやくここまできました。

当初の形状から少し形は変わりましたが、建築基準法とフラット35Sの審査も無事終え
もうすぐ着工となります。(急いで図面と模型を最終調整中。)

法的にはすごく難しい土地でした。
細い2面道路、斜線制限、準防火地域の木造3階建て、小さな敷地なので容積率も
いっぱい…等々、いくつもの調整作業の末の「確認済証」となりました。


細かい法律に照らし合わせていく作業は、なかなか骨の折れることで、「なんで?」って思うような規定の
壁に当たることもまああります。「前と同じ」「いつもの仕様で」が、設計も審査する側も
楽なことも良くわかります。

でもここで「何の為のきまりか?」を1から読み解いていくと、新たな発見もあるし、応用もできる。
街で見かける建物の形にも、ここに理由があったりして、面白かったりします。

法律(建築基準法)ってとっつきにくいですが、根本は「すごす人を守る為のもの」ですね。
(まぁ、あたりまえか。)