日 誌

スキップフロア型マンションのススメ

マンションリフォームで中古物件をお探しの方へ、ひとつ考え方をご提案です。

私達自身も今まで様々な集合住宅に移り住んできました。公団住宅にはじまり、マンション、アパート、規模も形も様々でした。

中でも特に快適に感じたのは、共用廊下がないタイプ、いわゆる「階段室型」「スキップフロア型」と呼ばれる、一昔前の集合住宅の形です。(エレベーターのボタンが、1、3、6、9階のようなマンション)
共用廊下の無い階は、窓の外に他人が通ることがないので、あっちの窓とこっちの窓を気兼ねなく全開し、風を通すことができるのです。
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現在は「片廊下型」と呼ばれる形が主流となっています。各階にエレベーターが停止し、各階に共用廊下があります。バリアフリーで大変暮らしやすい、マンションの最も一般的な形です。
ただし多くは共用廊下側にも部屋があり、北側で、風を通す為に窓を開けるもブラインドやカーテンは閉めたままで、暗くなりがち。どうしてもそちら側に多少気をつかって生活を送ることになります。

もし現役世代でリフォーム前提にマンションを探すなら、共用廊下に面さない「階段室型」「スキップフロア型」の区画は大変お勧めです。

・風通しの良い家である(家になる)
・EV停まらないので、その分安価
・築年数が経っており、内装、設備のリフォームし甲斐がある
・マンション敷地内の木々が大きく育っている等、環境が良いケースが多い。
・バリアフリーについて近々の問題とはならない 等々。

築年数も経っているので敷地内の木々、緑が立派であったり、割と贅沢に遊歩道や公園があったり。新築にはない「昔ならでは」という部分が、実は多くあります。

一戸建ての2階建て、3階建ての家でも、室内で階段の昇り降りは必ずあります。
「エレベーターが停まらない」「古い」ということだけで敬遠され、空き家が増え出すと、せっかく長年維持してきた良い環境が維持できなくなってしまいます。

このようなマンションは、その形に魅力を感じる現役世代が積極的にアレンジして住み継いでいくのが、ちょうど良くバランスするので、是非。