日 誌

民藝

休みの日に京都市京セラ美術館で開催中の「民藝」展にいってきました。
民衆的な工芸、略して民藝(みんげい)。実用的なものが美しい、という好きなジャンルです。ずいぶん前にリニューアルされた建物も見たいなぁと思って行けていなかったので良い機会になりました。

カーテンのフックをどうやって隠しているかは確認しておきます。レース生地が2重になっているんですね。

展示によって写真O,Kなので、その場で見て楽しみ、撮って拡大して楽しんでいます。

これは昔の工事見積書。「大工」は今でいう「木工事」なので割合としても納得です。工種はいたってシンプルな時代です。

昭和8~11年の立面パースと平面図ですね。墨で描く一発勝負の図面と思いきや、紙を上から貼ってプランの修正が可能です。

これは昭和40年頃の内観パースです。左上の余白に慌てて描いたような細部のスケッチが気になる。こんだけ気合い入れて描いた原本に構わず描いてる、相当大切なポイントっぽい。

柴犬の小物入れです。思いのほか大きくて重厚、ドラえもんみたいな鈴が付いてる、巻尾が取手になっているのか、「…(作者の)河井は飴玉などを入れていた」など、気になるところが多め。

ピックアップが偏りましたが、展示はもっとたくさん、家具や着物、器など、多岐にわたりどれもキレイで興味深いものばかりでした。